臨時災害放送局を体験 東海ハムの祭典にて
10月26日、岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市昭和区)で開かれたアマチュア無線のイベント「東海ハムの祭典」に行ってきました。無線クラブなどが出店するフリーマーケットや、行政の展示を見てきました。

まず、名古屋大学アマチュア無線研究会のブースで会誌を買いました。交信した局数を競うコンテストの参加状況や、大学祭に向けた準備などが書かれています。コロナウイルスによるサークルの活動制限もなくなり、コロナ以前の活気を取り戻しているようです。
愛知県刈谷市に本社があるデンソーのアマチュア無線クラブはジャンク品を販売。バラした八木アンテナも売っていて、買った人はどうやって持って帰るんだろうと見ていたら、すぐに売れてしまいました。
警察や海上保安庁は、技術系職員の中途採用の募集をPR。面白かったのは、東海総合通信局が災害用の「臨時災害放送局」の訓練放送を行うブースでした。

臨時災害放送局は、災害発生時に自治体が主体となって避難所や支援物資などの情報を伝える放送局です。東日本大震災では宮城県の気仙沼市や南三陸町、女川町など様々な場所で開局し、のちにFM局となった局(オナガワエフエム)もあります。
展示ブースには、ミキサーと送信機がセットになったラックが展示されていました。価格は送信機一式合わせて、300~400万円ほどするそうで、東海総合通信局では2セットが配備されているとのこと。この日の送信出力は10Wでしたが、最大100Wほどの空中線電力で送出できるそうです。参考までに、NHK-FM(東京)は7000Wほど。コミュニティFMと呼ばれるFM放送は、原則20W以下と総務省告示で定められています。
現状では、運用に専門的な無線通信士の資格(1総通、1陸技、2陸技のいずれか)が必要で、災害時に運用できる人を現場に派遣できるかが課題だそうです。
災害が発生して、特に車で避難をする人が相当数いる場合には、カーラジオで聞くことができるので有用な方法なのではないかと思います。

会場の外の鶴舞公園で、周波数を合わせてみるとクリアに受信できました。災害時にどのように運用されるのかを総合通信局の担当者が説明する放送内容です。総合通信局に受信報告書を送ると、受信証明書(ベリカード)が送られてくるとのこと。電波の受信状態を5段階で表す「SINPO」コードを記入して、送ってみようと思います。ベリカードが届いたらまた追記します。


